コインチェックでの流出で一躍有名?になった仮想通貨NEM。
盗まれるようなセキュリティの甘いものなんだろと思われるかもしれませんが
キッパリ言わせてもらいます!今回の件でNEMに非はありません。
コインチェック社の管理体制に問題があっただけで、NEMのシステムの脆弱性を突かれた!という訳ではないことは分かっておかなければなりません。
まえがきは以上でございやす!

NEMの特徴・仕組み
NEMの特徴についてまとめますぜ😬
まず単位はXEM(ゼム)といいます。なんかかっこいいですね。
ちなみにNEMというのはNewEconomyMovementの略です。これまたかっこいいですね。
発行枚数は約90億枚!ビットコインの2100万枚と比べてかなり多いですね。
しかも、なんとそのすべてがもう発行済みです。
POI
そしてそしてNEMの一番の特徴といえばPOI(proof of importance)です。
ビットコインのPOWはマイニングする際かなり高度な計算をしなければいけないので、そんじょそこらのパソコンではなく大規模なマイニング用のコンピュータが必要になるのはもうご存知ですよね。
つまりPOWは高性能なコンピュータを持っているようなお金持ちの人(企業)がマイニング報酬をもらってさらにお金持ちになる仕組みなのです。(富の集中)
「こりゃいかん。」と思ったネムを作った人が次のように言いました。
「富の再分配じゃ~~」

こうしてPOIが開発されました。(ざっくりとした流れです。)
NEMをウォレットに入れておけば自動でマイニング
POIはNEMの保有量、取引頻度、取引量などによって報酬が決まります。
取引する人がNEMを送金する際に支払う手数料が報酬として、「NanoWalletに1万XEM以上持っている人たち」に配られます。(詳しくは後述しております。)
NEMをたくさん持っている人だけでなく、頻繁に取引している人にも報酬が配られます。
NEMの取引頻度や取引量も報酬の考慮に入れることでNEMの取引をするインセンティブが生まれるんですよね。
つまりたくさんNEMを持っている人も、報酬がもらえるからNEMを使ってお買物しようかなーとか思うわけです。
こうしてたくさん持っている人がNEMを使うことによって富の再分配がなされるわけです。
NEMの取引の承認をして報酬を受け取ることをハーベスト(収穫)と言います。
取引の承認ってどーやるんだ?と思いますが、やることはとても簡単でNEM公式のNanoWalletにNEMを1万XEM以上入れておけば自動で、NEMの取引のお手伝いをしてくれます。
この報酬として送金手数料の一部をもらえるという仕組みです。
ハーベストするには1万XEM以上をNanoWalletに入れなければいけないのでハードルは少し高いですね。
(現状、NEMのハーベスティングにおいてNanoWalletにいれているNEMの量が重視されているため、ここは改善が望まれています。また、NEMの価格が上がり1万XEMというのは敷居が高くなってきたため、ハーベストをするための最低保有量を下げる議論も行われているとか。)
mijin
日本の仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社が提供するmijinというシステムがあります。
これは中央集権型でセキュリティが高く、コストが安い、またダウンタイムのない(「メンテナンスのためこの時間は使えません」ということがない)サービスを提供しています。
これがNEMと何の関係があるの?と思うかもしれませんが、このmijinとNEMは互換性が高いです。
プライベートブロックチェーンのmijin、パブリックブロックチェーンのNEM、それぞれのブロックチェーン同士が連動することにより、新しい経済圏が生まれることが期待できます。
ちなみにテックビューロの代表取締役である朝山貴生さんはNEM.io財団の理事でもあります。
NEMの今後・将来性:カタパルト
NEMはすぐ先の未来にパワーアップします。その名もカタパルト!
ユーザー側に分かりやすく言うと、このカタパルトが実装されるとNEM取引の処理がスピードアップ!セキュリティ向上!など取引を速く効率よく行えるようになります。
(2018年3月、mijinにカタパルトが実装されることが発表されました!なのでNEMはもうしばらく先かと思いますが、着々と開発が進んでいるのはうれしい限りですね。)
また、NEMは日本で人気なんですよね。例えば渋谷にはNEMバーというおしゃれなバーがあったりします。
nemcafeというイベントも福岡で開催されました。
メイン会場の支払いはXEMのみだったということで、新しい経済圏の到来を予感させる素晴らしいイベントだったと思います。
世界一の仮想通貨取引所であるBinanceのCEOが「NEMをBinanceに上場させる予定がある。」と発言しています。これにより海外勢もNEMを購入しやすくなりNEMの価格上昇につながる可能性が大いにあります。
2018年3月Binanceに上場しました。また、コインチェックから盗難されたNEMも3月時点で全て換金されており、ひとまずNEM盗難事件は幕を閉じたといえるでしょう。
これからカタパルトでNEM君が強くなり、いろいろな取引所に上場されていきNEMを用いたサービスが開発されていったらどーなっちゃうのか。(ポジショントークですかね。)
とまあNEMについてはこんなところです🙃
NEMを買うならZaifがオススメ!
